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ここネタ帳よ!!!!!!!!!!!

マンガとは、独りよがりな表現ではなく、コミュニケーションのひとつである。

漫画投稿サイト常連さん、

よく言われることあるよね。

「独りよがりだ」とか。

狙っているのならばともかく。

 

コメント欄で悪口を言われるのってホント堪えるよね。

書き手はね、自分に対する賞賛しか聞きたくないんだよ。

自分勝手な読者のワガママなんぞきいてられるかっての!

 

・・・しかし、読者だってね、書き手自己顕示なんぞみたくもねえ!って思っている。

書き手を褒めるために読んでるんじゃねえっての!!

 

 ・・・・・・え゛~~~~~(´Д` )

 

 

マンガは、自己表現の一種といえるが、大衆に見せるときには決して独りよがりであってはならない。

ここでは、マンガを、「読み手」と「書き手」のコミュニケーションであると捉え直す。

 

人間のコミュニケーションは、大別すると、「要求する」ことと「要求される」ことに分類できるのであり、漫画家は、コミュニケーションに於いてほとんどの場合が「要求される」立場なのである。

 

 


そして、その要求される内容は、大別すると、「相手を活かすか」「殺すか」の2極の間にある。


たとえば、なんかの悪口なんか、「言った相手の言論を封じる」、すなわち相手が意見を「殺す」ことを「要求している」のである。

 

 

漫画は、書き手の一方的な主張となる。
例えるなら講義を皆の前でするようなものである。

そしてその内容のほとんどは、「要求されたこと」だ。

 

 


「要求される側」である書き手は、ぎゃくに「要求する側」となりえるのだろうか。

 

 

 


たとえば、読者を「考えさせる」漫画というのは、読者に「考えさせる」ことを要求しているといえるのではないだろうか。
その場合、書き手は、読者を「殺す」要求をする場合もあるし、「活かす」要求をすることもある。

 

 

 

 

 

 

相手を活かす、殺すとは、なにか。


人によっていろいろ解釈してしまうだろうから、ここではっきりと定義しておく。


人が生かされるために最も必要なものとはなにか?
読者はある程度年齢がいっている。だから社会に進出している者が多かろう。


社会で、人が生かされるのに最も必要なものがある。
それは、その人自身の行いや存在の「正当性」である。

 

 

では、正当性とはなにかというと、その社会で生きていくんだから、「社会」が決めるのである。
とどのつまりは「世論」、「法律」・・・そんなものだろう。

(社会が悪いことだってあるさ)

 

 

 

相手を活かす。それはすなわち、「相手に正当性を与える」という行為にほかならない。

 

 


書き手が、読者を「活かす」目的で要求する場合というのは、読者たちに「あなたたちは正しいんですよ」というメッセージを与えることになることなのだ。

 

 

 

 

たとえば、読者を老人に絞ろう。

 


老人を粗末にした若者に天罰が下る的な漫画を書くとする。
そして、その若者が、読者に対して「間違っていました!!僕を許してください!!」なんて要求するのである。

 

この若者は、老人読者に対して、その誤りを認めたのであって、それは老人という存在を「正当化」したことにほかならない。
それは、老人読者を「活かした」ということになるのである。

 

 

 

また、若者に特に天罰がくだらないという筋書きにしてみる。
でも、その老人の日頃の行いが、「正当」であるという主張を漫画のどこかに入れておくのである。

 

すると、若者というキャラクターが老人をないがしろにしたにもかかわらず、老人の「正当性」は守られ、
老人読者を「活かす」ということになるのである。

 

 

 

 

 

 

逆に、だ。老人ではなく若者が老人にないがしろにされる話をかくとしよう。
ターゲット読者は老人のままだ。

 

そこでは、老人の生活の安定性は守られ、保護されている。
その老人が、若者を虐げる。
その若者とはどのような若者か・・・。
「世論」、「法律」から見て、なんら誤りのない若者であったとするなら???

 


「正当性」を虐げる・・・それはすなわち「誤り」である。
要するに、老人は、「間違った行いをしている」。

 

作中では、老人の安定性は守られ、保護されている。
虐げられることは決してない。


・・・にもかかわらずだ。老人からは反感の声が上がるであろう。
「ワシらこんなことはせんよ・・・」と。

 

 

 


漫画を描くものが、読者に要求をするとき、やってはならない禁忌がある。
それは、「読者を殺す」ような「要求」をすることだ。

それは、老人漫画の最後の例えに該当する。

 

「私(書き手)の主張は正しいのだから、文句を言うな。」

 

 

正しいか間違っているかということはこの際おいておく。

そういった主張をすることは、戦略的に間違っている。

 

この主張は、自分自身の正当性を主張することによって、相手から「正当性」を奪うことになるからである。
そしてその結果招かれるのは・・・読者による「反感」なのだ。

 

 

 

 

 

売れっ子になる目的などハナからなく、ただ喧嘩をしたいがため、注目を集めたいがために漫画を描いている、というならばその限りではないが。